2014年9月29日月曜日

(仮称)写真展覧会



仲間3人で展覧会を開くべくギャラリー見学へ。

初めて中崎町界隈を歩いたが、

せせこましい路地にレトロな古着屋、カフェ、雑貨屋、小さな公園。

昭和丸出しのひっそりとした雰囲気が違和感なくすっと入れた。
































































当日は4つのギャラリーを回る予定だったが、

2つ目に訪れた中崎町のギャラリーですでに全員ほぼ気持ちが固まった印象。

その後堀江のギャラリーにも向かったがやはり気持ちは変わらず決定。

あこでやりたいと思った。


堀江のD&Dにて今後の方向性について話し合い。

自分たちの中にあるものをアウトプット出来る場を作りたい。

仕事では出来ないことをやりたい。

建築士らしく、でも建築を全面に押し出さず、そしてどこか建築的なものでありたい。


どんな形になるか自分たちにもまだわからない、


そんな思いから数年前よりずっとやりたかった事がやっと少しずつ形になってくる。

想像するとぞくぞくとわくわくがこみ上げる。


回を重ねるごとに形を自由に変化させて行けばいい。


気張らずユルく楽しくを心がけたい。





作心設計事務所:西田

2014年9月8日月曜日

十津川村再訪



十津川材の普及促進に関する講習会に参加しました。


村の96%を占める森林、そのなかに55の集落。

平成23年に起こった戦後最大の水害。
http://sakushinsekkei.blogspot.jp/2014/01/blog-post.html

もう既に亡くなっていたため誰も住んでおりませんでしたがが、

祖父の家も土砂により流されました。


災害後プレハブではなく十津川材を使用した木造仮設住宅について、

担当された県職員の方にお話いただきました。


驚いたのはコスト。

プレハブで作った場合とほとんど変わらなかったとの事。


同年3月に起きた東日本大震災。

孤独死の報道もニュースで多く知らせさてました。

この孤独死、

もしかすると仮設住宅の性能の低さも少なからず影響しているような気がしました。



被災した多くの住民が衣食住を行う最も重要となる「暮らすこと」を行う場所。

床と壁と屋根があれば箱は構成され雨と風はしのげます。

ただしそこに性能が求められていないものはただの箱。

単に雨と風をしのぐ為だけのものでは「暮らす」という行為は満足に行えない。

断熱、遮音性能の低さからくる寒さやストレス、

これは心理的に不安を大きくさせる事に繋がらなかったのか。


十津川村の仮設住宅はそんな教訓を活かした形で建設されました。

木造による仮設住宅は単純に見た目も美しい。

やはり視覚による心理的な影響は大きい。

その部分だけを切り取ったとしても、

なにか暖かなものを住まわれた方が感じられるものであったのではないでしょうか。



山奥にあるほんとに何もない十津川村。

37歳になったいま、

知らなかった十津川の良さを新しく知ったような気がした。


写真は十津川村の復興モデル住宅と、復興公営住宅など。


十津川村の職員の方、

今回モデル住宅の設計をされた東京のアルセッド建築研究所の武田さん、

森林組合の方々、そして更谷村長、

みなさんの和やかな雰囲気がなにか十津川村そのものを表している様でした。


約20年ぶりの吊り橋はやっぱり怖かった。。。ほんとに。





























































作心設計事務所:西田